『福本和夫著作集 第五巻 葛飾北斎論』 全10巻 第1回配本 2008年2月25日・こぶし書房発行 A5判・470頁・定価5600円+税 目 次 I 北斎と近代絵画 自序 ……………………………………………………………… 91 エドモン・.ゴンクールの名著『北斎』によせて ………… 95 第一篇 日本ルネッサンスの巨匠 第一章 日本風景画の開拓・大成者 ……………………… 98 第一節 日本風景画の開拓・大成者総論 98 、 第二節 富士の連作における「富嶽三十六景」・「絵 本富嶽百景」の位置づけ 104 第三節 はじめて黎明の紅富士を描いたのは北斎で あった 108 第四節 富士山頂の大写しが鉄斎にあって、北斎に ないのはなぜか? 111 第五節 世界の波濤図からみた北斎の「浪裏図」の 位置づけ 112 第六節 浪裏を描く着想のむずかしさ 116 第七節 光琳の「波濤図」屏風と宋の馬遠の「波濤 図」 119 第八節 「浪裏」を単に「大波」と訳するのはまち がっている――野口米次郎とミッチェナーの ばあい―― 122 第九節 北斎の「紅富士」とフランス陶器の上絵付 師ブラックモン 123 第十節 北斎の風景画とピサロ並びにスーラ 123 第二章 ヨミ本挿絵の第一人者 ………………………… 125 第一節 ヨミ本挿絵の第一人者総論 125 第二節 北斎のヨミ本挿絵はどのように絵巻画法を 取入れているか 130 第三節 最もあぶらが乗った年代ということの意味 133 第四節 ブリューゲルの銅版画「錬金術師」と北斎 挿絵の木版画「煉丹の図」 135 第三章 日本ルネッサンス絵画の百科全書 ………… 137 第一節 日本ルネッサンス絵画の百科全書総論 137 第二節 主要内容のうち、私が特に注目に値すると 思う諸点 140 第三節 水流・波濤の追究 143 第四節 顔面の個性的描写からみたホガース・北 斎・ドーミエ――『北斎漫画』の「めくらと あきめくら」の図を中心に―― 146 第五節 ホガースの自画像に題す 153 第六節 『北斎漫画』の「仮面」とドーミエ石版画 の「仮面」 155 第七節 ゴッホの「教会にて」とドーミエの「腹の ふくれた立法議員」 155 第八節 ホガースの「ベンチ図」とドーミエの「三 等車」の図との関係 156 第九節 近代的百科辞典一般の発展史からみた『北 斎漫画』の位置づけ 157 第四章 『絵本富嶽百景』の跋文をめぐって ……… 160 第一節 北斎の自画像に題す 160 第二節 絶筆の二画図に題す 160 第三節 無筆八右衛門の自覚 161 第四節 『絵本富嶽百景』の跋文とロマン・ローラ ン 162 第二篇 北斎と印象派・立体派の人々 『北斎と印象派の人々』に寄せて(築比地仲助) ………… 166 こんにち世界で北斎はどう評価されているか ……………… 169 第一章 比較研究の目的、方法並びに結論 ……………… 177 第一節 浮世絵風景画家年表 177 第二節 代表的な写実派・印象派・新印象派画家年 表 177 第三節 写実派・前期後期印象派・点描派・表現 派・立体派年表 178 第四節 浮世絵の海外搬出 178 第五節 比較研究の目的、方法並びに結論 179 第二章 北斎の画論年表――北斎の中心思想―― …… 185 第一節 画家の三大肝要事 185 第二節 北斎の画境転心説 185 第三節 北斎の規矩方円説発展年表 186 第四節 北斎と幾何学との関係年表 186 第五節 北斎の規矩方円説細説 186 第六節 規矩方円説の典型的表現たる好画図の二例 187 第七節 日本ルネッサンス時代と森羅万象主義の二 大代表者 188 第八節 森羅万象主義の発展年表 189 第九節 附、絵画の森羅万象主義と俳句の森羅万象 主義 190 第十節 北斎の森羅万象主義年表 190 第十一節 北斎の森羅万象主義細説 190 第十二節 八面六臂の北斎 192 第十三節 好んで裏側と後姿を描いた北斎 192 第十四節 北斎の真行草三体説発展年表 193 第十五節 北斎の真行草三体説細説 193 第十六節 窮通の理を体得していた北斎 193 第十七節 北斎の画狂的精神 194 第十八節 北斎の躍進計画文献年表 195 第十九節 北斎の躍進計画 195 第三章 北斎の描法並びに構図法 …………………… 197 第一節 漢画の皴法から土坡法の新機軸 197 第二節 点描法の大規模な拡張的応用 198 第三節 三角形の構図法 198 第四節 S字形の構図法 199 第五節 相似形の構図法 199 第六節 二等辺三角形二つで立体感を出した北斎 ――「凱風快晴」図の幾何学的構図法―― 200 第七節 附、明暗三角形の多数配列によって山脈の 立体感を出した北寿 200 第八節 北斎における幾何学的構図法の由来 201 第九節 写楽と北斎 202 第十節 写楽の幾何学的構図法 203 第十一節 北斎の彩色論 204 第四章 北斎と写実派・印象派の人々 ……………… 206 第一節 北斎とフランスの写実派・印象派との比較 総論 206 第二節 我が浮世絵画家の出身別 208 第三節 北斎は江戸の町人出 209 第四節 フランスの写実派・印象派画家の出身別 209 第五節 セザンヌは銀行家の子 209 第六節 クールベの「浪裏図」連作に題す 210 第五章 印象派の画論、描法、構図法との比較 …… 211 第一節 セザンヌの画論 211 第二節 印象派の描法四種別 221 第三節 ゴッホ、セザンヌ、クールベの幾何学的構 図法 221 第六章 作品個々の比較 …………………………… 224 第一節 波濤各種 224 第二節 橋梁各種 225 第三節 海上の奇巌 227 第四節 四ツ手網と立網 227 第五節 稲叢と麦の積藁 228 第六節 雨 231 第七節 『富嶽百景』とサント・ヴィクトワール山 の連作 231 第八節 踊 232 第九節 馬術と競馬 232 第十節 忍術者と曲芸師 233 第十一節 洗濯女 233 第十二節 お尻を焦点とした裸像各種 233 第十三節 裸女群像 234 第十四節 両手で顎を支えたポーズ 235 第十五節 骸骨 235 第十六節 教会と盲人 236 第十七節 附、コマ絵 237 第十八節 附、役者絵 237 第十九節 附、読書の女 237 第二十節 附、アルルの女 238 第二十一節 附、北斎肉筆絹本の「龍巻図」 238 第二十二節 附、ゴーガンの「波と女」 239 第七章 北斎・広重とモネ ……………………… 241 第一節 はしがき 241 第二節 モネによる印象派外光主義の基礎づけに影 響を与えた広重と北斎 241 第三節 北斎の「紅富士」とモネの二作品 245 第八章 北斎とホイッスラーとゴッホ ……………… 247 第一節 橋と北斎とホイッスラー 247 第二節 北斎とゴッホ 248 第三節 北斎とゴッホ再論 249 第九章 北斎・北寿とピカソ ………………………… 251 第一節 北斎の「紅富士」、北寿の「九十九里浜」 とピカソの風景画 251 第二節 北斎とピカソ 255 第三節 北斎の「四ッ手網」とピカソの「魚網図」 255 第四節 附、氷見作能面「痩男」とボーリス・グリ ゴリエフ 257 第十章 北斎と彫刻家ロダン ………………………… 261 第一節 ロダンと北斎との類似点 261 第二節 森羅万象主義 261 第三節 自然の幾何学的構成説 262 第四節 理法ある誇張 262 第五節 動態 263 第六節 画狂的精神 263 第七節 北斎についてのロダンの言葉 264 第十一章 北斎の「富嶽三十六景」・『富嶽百景』とリ ルケの詩 ……………………………………… 265 第十二章 北斎と作曲家ドビュッシイ ………………… 267 第一節 はしがき 267 第二節 ドビュッシイと印象主義 267 第三節 ドビュッシイの生いたちとマラルメ火曜会 の影響 268 第四節 ドビュッシイとわが浮世絵版画 268 第五節 北斎の版画「神奈川沖浪裏」とドビュッシ イの曲 269 『北斎と印象派・立体派の人々』の結語 ……………… 272 第三篇 北斎と明治文学 第一章 北斎と明治文学――まず第一に蘆花との関係―― ………………… 278 第二章 白秋・赤彦の詩歌にみられる北斎と印象派絵 画の影響 …………………… 281 第三章 未来派詩人平戸廉吉の詩「画狂老人」…… 286 第四章 千家元麿派の広瀬操吉氏から寄せられた散文 詩「北斎」 …………………… 290 第四篇 北斎百年祭の思い出 第一章 一九四八年の北斎百年祭と私 ……………… 294 第二章 画狂老人●翁を祭る言葉 …………………… 296 第二章 北斎の辞世句は光っている ………………… 301 あとがき …………………………………………………… 303 図版目録 色刷図版 北斎 紅富士(凱風快晴図) 19 モネ 積藁 20 ピカソ ー九一七年の風景 20 光琳 波濤図屏風 21 北斎 神奈川沖浪裏 21 北斎 海女と蛸 22 北斎 盲人の川越し 23 ゴーガン 天使と闘うヤコブ 24 信貴山縁起絵巻 25 北斎 生首図 26 白黒図版 北斎 自画像 下絵 27 北斎 自画像 完成図 27 北斎全身座像 28 北斎肖像 28 北斎 写真(写生)の不二 29 セザンヌ 写生中のピサロ 29 北寿 六郷川渡しの図 30 セザンヌ サント・ヴィクトワール山 30 北斎 腰越より江ノ島をのぞむ 31 スーラ 岬 31 広重 武蔵本牧 部分図 32 モネ 断崖(エトルタ) 32 北斎 割出法 33 著者作図 「凱凰快晴」図の幾何学的な構成 34 北斎 尾州不二見原 桶屋の不二 34 北斎 塩焼き 35 馬遠 黄河逆流 36 馬遠 雲舒浪巻 36 北斎 甲州石斑沢 37 北斎 押送り波濤通船 37 北斎 神奈川本杢 37 クールベ 浪裏 その一 38 クールベ 浪裏 その二 38 クールベ 浪裏 その三 39 ゴーガン 海と女 39 北斎 龍巻 北越奇談の挿絵 40 北斎 龍巻 肉筆絹本 40 北斎 左図の署名落款拡大図 40 北斎 九段牛ガ淵 41 北斎 高橋の不二 41 ホイッスラー オールド・バッターシー橋 42 モネ 石炭おろし 42 北斎 生首 その一 読本挿絵 43 北斎 生首 その二 読本挿絵 43 ビアズレイ サロメ 44 北斎 死骸おきあがりて殺したるものを追いかける 45 モディリアニ ルニア・チェコゥスカ 45 スーヴェルビー 裸婦 45 プリューゲル 錬金術師 46 北斎 遷人練薬の図 47 田能村竹田 仙洞焼丹図 47 北斎 踊り三十三態 48 北斎 相撲 50 北斎 棒術 52 北斎 乗馬 54 北斎 狂画葛飾振 56 北斎 士卒の英気を養う図 58 北斎 万民戯楽 60 ゴーガン オタヒ 独り 61 ゴーガン 死霊がみている 61 ゴーガン 聖なる誕生 62 ドガ 洗濯女 62 北斎 桓公老馬に随い国に帰る 63 北斎 四ッ手綱 64 モネ 立網 64 北斎 寄する波と引く波 65 北斎 うち上る波とうち下す波 65 北斎 渦巻く水 66 北斎 阿波の鳴戸 66 北斎 うねり不二 67 北斎 武州玉川 67 馬遠 湖光激● 68 クールベ うち寄せる波 68 ゴッホ アルルの跳ね橋 69 光琳 紅白梅図屏風 部分図 69 北斎 『北斎画譜』 70 法橋関月 予州繰越しの鴨 71 ホガース 選挙第一図 71 北斎 仮面三十二面相 72 北斎 めくらとあきめくら二十四面相 74 日氷 能面 痩男 76 師宣 盲人の川越し 77 ブリューゲル 盲人図 77 ホガース 自画像 78 ホガース パレットをもつ自画像 78 ホガース 性格と漫画 79 ホガース 笑っている聴衆 79 ホガース 歌い手のコーラス 80 ホガース ベンチに腰かけた裁判官 80 ドーミエ 自刻肖像 81 ドーミエ パレットを手にした画家 81 ドーミエ 仮面十五面相 81 ドーミエ 腹の出た立法議員三十五面相 82 ドーミエ 酒をのむ人々の人相 83 ゴッホ ドーミエの模写 83 ドーミエ 正義の人々 84 ドーミエ 体操の練習 84 ゴッホ 教会にて 85 ドーミエ 三等車 完成図 86 ドーミエ スケッチ 87 北斎 上総の海路 88 北斎 登龍の不二 88 北斎 昇龍富嶽図 絶筆 89 右図の署名落款拡大図 89 『葛飾北斎伝』所載の墓所図 90 葛飾北斎の墓 90 墓石側面図 辞世の句 90 附 記 『北斎漫画』第九編の「桓公老馬に随い国に帰る」の図は、老馬の方向感覚を利用した故事を取上げている点で、注目に値するが、近代遠近法とはかわった遠近法によって、好画図を成している点でも興味深い好個の一例と思うので、特に追加して、紹介することにした。「昇龍富嶽図」は二十数年前、吉田暎二氏によって、また「生首」の肉筆は、金子孚水氏によって、近年はじめて世に紹介されたものである。それをつかわせていただいた。ドーミエの油絵画集とドイツ版の木版画集とは土方定一氏から拝借した。ホガースの「選挙図」は、大河内一男博士を煩わして、その所蔵される原画の銅版画から、じかに撮影していただいたものである。ここによるところを明記して、謝意を表する次第である。 (一九六八年六月三日) U 北斎と写楽 口絵目次 第一図 藤懸静也博士、龍眼の図 北斎の長寿薬に因み て 309 第二図 北斎 鳥追の男 310 第三図 北斎 鳥追の女 310 第四図 露木為一 北斎住居内景図 311 第五図 北斎八十三歳の自画像 311 第六図 北斎の全身立像 312 第七図 北斎後姿の全身立像 313 第八図 北斎五十八歳頃の自画像 314 第九図 写楽 扇面老人図 314 第十図 写楽泥絵 岩井半四郎(杜若の図) 315 策十一図 写楽の泥絵 坂東又太郎の図 315 第十二図 写楽の泥絵 中島三甫右衛門(天幸)の図 316 第十三図 写楽 寛政十一年の三座芝居の役者二十四人 を描いたおもちゃ絵の一部 316 口絵解説 317 序文 ………………………………………………………… 321 第二序文 …………………………………………………… 322 第一部 北斎の生活と画論の巻 ――北斎自筆の生活記録と画論―― 第一 序説篇 …………………………………………… 324 北斎百年祭について 324 北斎の文章を蒐集分類して 327 柳多留に載っている以外の北斎の川柳、狂歌、その 他の詩形 329 ルネッサンスと自画像の出現 336 北斎の肖像画について 336 第二 人物篇 …………………………………………… 344 出生ならびに死歿の年月日 344 六ツ児のたましい 344 十四、五歳より十九歳まで板木師に学ぶ 345 性格の自叙とそろべく号のいわれ 348 素光の短冊と北斎 350 北斎と呪文 351 北斎の旅行一覧表 351 どら孫 353 日新除魔帖 355 中風と疝痛 357 大の寒がり屋 358 七十五、六歳から腰がすこし曲った 359 北斎の長寿薬として用いた龍眼酒 360 齢八十九歳、眼鏡不用の北斎 361 画料は人の二倍 362 しかも貧乏生活 363 蜘蛛の網をすかして見たる北斎 363 新宅祝書画会の引札 365 北斎の転居問答 365 北斎の最も代表的な雅号とその年代 367 雅印の譲渡証文 367 北斎号だけは譲らず 367 無筆八右衛門の雅号について 368 北斎最晩年の俗称・雅号一覧表 369 摺師への注意書き 369 門人露木為一とお栄との対話 370 『竃将軍勘略の巻』の一節 371 絶筆の二面図 371 第三 画論篇 ………………………………………… 373 自然を師とするの主義 373 一 総説 373 二 根幹と枝条 373 三 自叙細説 373 四 北斎知己の言 375 五 無師独流の自任 375 六 『略画早指南』の自序について 376 七 『略画早指南』の初編並びに第二編の自序一 覧表 376 八 レオナルド・ダ・ヴィンチとの一致 377 九 セザンヌとの一致 378 十 東洋絵画叢誌の所説について 378 画境転心説 380 一 総説 380 ニ レオナルド・ダ・ヴィンチとの一致 380 三 セザンヌの山彦説 380 森羅万象主義 381 一 総説 381 二 北斎の森羅万象主義と『北斎漫画』 381 三 レオナルド・ダ・ヴィンチとの比較 381 四 セザンヌの森羅万象主義と静物画の開拓 382 規矩方円説 383 一 人間ならびに自然の幾何学的解剖学 383 二 規矩方円説細説 384 三 レオナルド・ダ・ヴィンチとの比較 387 四 ジョットや雪舟にはこれを見ず 387 五 セザンヌとの比較 387 真行草三体説 388 三律説、特に伝心説 388 一 総説 388 二 伝心説 389 三 レオナルド・ダ・ヴィンチの伝心説 390 北斎の躍進計画表 390 一 『富嶽百景』の跋文 390 二 『葛飾新雛形』末尾の一文 391 三 『彩色通』の跋文 391 第四 余録篇――信州の小布施村並びに松代と北斎との奇 縁―― …………………………………………… 393 信州小布施村と北斎 393 小布施にて鴻山に宛てた北斎の絵手紙 395 小布施村に旅行の北斎に関する新資料 396 小山田本「日新除魔帖」の研究報告 399 一 はしがき 399 二 「日新除魔帖」の二種 399 三 宮本本と小山田本との比較 399 四 小山田本序文の要点 400 五 小山田本序文の和訳全文 402 六 小山田本跋文の要点 403 七 小山田本跋文の和訳全文 403 八 「日新除魔帖」と信州松代との奇縁 404 第二部 北斎と写楽の巻 写楽の幾何学的構図法と鎌倉時代の絵巻物 408 写楽と歌麿並びに北斎 409 写楽と歌麿との類似作品について 409 新たに見出された写楽の泥絵十五図並びに版画一図 に就いての第一次研究報告 412 一 写楽に就いての今日までの諸家の研究並びに 所見 412 二 構図法から私の見たる写楽と北斎との比較 415 三 構図法から私の見たる写楽と鎌倉時代絵巻物 との比較 415 四 手の運動――手の表情の画家としての写楽と北 斎との比較―― 415 五 その次の問題と泥絵十五図の新発見 416 六 泥絵十五回の内容 417 七 泥絵のみに描かれて、木版画には出ていない 役者四名 418 八 木版の写楽役者絵と対照して特におもしろき もの 418 九 泥絵十五図の特色 418 十 木版に見られる泥絵への過渡的な一、二例 419 十一 画としておもしろきもの、つたなきもの 419 十二 十五図中、いままで知られていたのは、 図だけ、それも偽筆と断定されていた 419 十三 泥絵の作画年代 420 十四 寛政十一年三座の役者二十六人を一枚に描 いた写楽の木版おもちゃ絵 421 十五 むすび 422 十六 附記 その一 ――画稿着手は天明二年前に 遡る 422 十七 附記 その二 ――寛政六、七年の頃、写楽 の年齢は凡そいくつであったか 423 写楽の自画像について 424 第三部 北斎と魯迅の巻 禅月と北斎 428 蘇州版の万年橋図と北斎の橋 428 魯迅と北斎――両国木版画の新たなる交流のために ―― 429 「現代中日版画展」所感――日華文化交流の新生面に ついて―― 432 挿絵並びに一覧表目録 第十四図 北斎 署名落款の一例(よしの山印) 第十五図 北斎 羅を隔つるの不二 第十六図 北斎 『略画早指南』の一図 第十七図 北斎 裏不二(規矩方円説応用の一例) 第十八図 北斎 山車屋台天井の波濤図 北斎の詩作分類表 北斎の自記によって証明される旅行方面一覧表 北斎の転居記録表 北斎最晩年の俗称・雅号一覧表 『略画早指南』の初編並びに第二編の自序一覧表 三重笠雲図年表〔底本中に見当らなかった。〕 跋文 (築比地仲助) ……………………………… 437 後記 …………………………………………………… 438 V 附録 フランスの印象派とわが印象派文学 443 一 フランス印象派の絵画とわが印象派的文学との 関係年表 443 二 フランスの印象派絵画とわが印象派文学 443 三 蘆花の『自然と人生』 444 四 蘆花のコロー評伝 445 五 白秋の『桐の花』 446 六 蘆花の散文詩的紅富士ならびに『富嶽百景』 447 七 白秋の詩「北斎」と金華山沖怒濤歌 447 八 井泉水の俳句革命に見られる印象派の影響 448 1 俳句の民主革命と印象派 448 2 自由律俳句の森羅万象主義とセザンヌ 449 3 井泉水の俳句観と印象主義 450 4 短律俳句と印象派のいわゆる筆触の分割 450 5 井泉水の合理主義やリズムの科学的解剖と北 斎の知性芸術 451 ゴッホ、クールベと前田と海 452 一 はしがき 452 二 ゴッホの点描法と前田 452 三 クールベの海と前田の海 453 四 もし北斎を知っていたら 454 解題 松枝 到 ………………………………………… 457